ダ・ヴィンチ・コード
- 作者: ダン・ブラウン,越前敏弥
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/05/31
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「冗談でしょう?わたしたち、ナイトに会いにいくの?」
ラングドンはぎこちなく微笑んだ。
「聖杯探求の旅をしているんだよ、ソフィー。騎士(ナイト)ほど助けになりそうなものはないだろう?」
上下巻読みました。
結構時間かかったな。1冊4時間以上はかかったと思う。
でも面白かった。
冒頭の引用部分は、思わずニヤリとしてしまった部分。こういう表現いいよねぇ…(´▽`)
黒幕はともかく殺人犯は初めから分かっているので、メインは次々と現れる暗号解読と聖杯探し。宝探しという感じかな。殺人事件を発端とするのに、徐々に暗い雰囲気が控えめで、暗号を解読して聖杯に近づいていく過程がワクワクする。このレビュー書く前に映画を見たけれど、映画ではこのワクワクはバッサリカットで全く感じられないのが残念でした。
特にラングドンとティービングが聖杯について熱く語るし、世界中が長年追っていた謎に世界中の誰よりも迫っていることに子供のように興奮していることに影響される。
最初は前作の設定を匂わせる部分がちょこちょこ出てきて(これシリーズ2作目だからね)、前作未読なので乗り切れなかったんだけど、中盤からは俄然ハマりました。
下巻に入ってドンパチや人質とか人間同士のよくある駆け引きに入ってくると面白さが失速してきちゃうんだけど、黒幕が退場した後はまた面白くなり、なかなか美しいラストで閉めてくれます。
余談
事件が片付いて、ソフィーは「こんな結末は予想もしなかったわ」と言う。
そのあと、簡単に要約すると
月の光を浴びたその顔は美しかった。ソフィーは眠たげな笑みを返した。
うんぬんと続いていくんだが、それを読んで俺も「こんな結末は予想もしなかった」と思いました。
まさか宗教殺人ミステリーで萌えるとは!(笑)
いやー、オチがついてヨカッタヨカッタ(笑)
ってか、ラングドン貴様、前作で出会った女はもういいのかよ(--;