All You Need Is Kill

桜坂洋氏のAll you need is killを読みました。
この作品は2chライトノベル大賞2004下半期で1位に輝いています。
ぶっちゃけ自分の店の在庫調べたら1冊あったので早速ゲット。
今期の受賞作リストで名前見るまで知らなかった…。
そもそもスーパーダッシュ文庫ってあんまり読んだことない(^^;
基本は電撃文庫角川スニーカー文庫・富士見ファンタジアの3大巨頭です。
でも最近の富士見は富士ミスこと富士見ミステリー文庫のほうが勢いがあるし、メディアファクトリーのMF文庫も頑張っている。ちょこちょこ買ってます。


で、All You Need Is Killですが…。
ループ小説系では斬新な描写ですごく面白い。基本周期としては、


目覚める→出陣前日いろいろ試す→翌日戦場へ行って戦う→死ぬ→出陣前日の目覚めへ戻る。


を繰り返しながらなんとか時間ループから抜け出そうとするのだけど、最短だと目覚めてたった1ページで死んでます。ちなみにここは多分笑うとこです。
途中同じようなループは端折られてるけど、最終的には150回以上戦死するというなんとも壮絶な2日間。
その間に新兵だった主人公はどえらい強くなりますが、ヒロインはさらに強い。
でもかわいいこともあって魅力的です。リタ・ヴラタスキー。名前の響きも気に入った(笑)
特に再開シーンは良い。梅干はハメ外しすぎだと思うけど…。
ただ…ただラストシーンがなぁ…。
苦い、苦すぎるよ(;つД`)
ハッピーエンドじゃなきゃダメってわけじゃないけど…後味が悪かった。作者にはもうちょっと役者に優しくしてほしかった(^^;
俺的には消化不良なエンドだったので☆4つてとこで。

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