ばけらの!

ばけらの! (GA文庫)

ばけらの! (GA文庫)

著者:杉井光(小説家)
主人公:杉井ヒカル(小説家)


おい(笑)
凄い悪ノリ作品がきた(笑)
ノンフィクションとフィクションの境目を突いてくるという凄い作品(笑)


ヒロインは葉隠イズナという狼の妖怪少女で、小説家なのに狼で株ばっかやってるのだけど、杉井光の小説仲間に、
狼と香辛料」で有名な支倉凍砂(はせくら いすな)という人がいて、狼と香辛料は狼で経済の話でつまりイズナ=凍砂さんというね(笑)
他にもMさんや屍鬼さんなどの小説家が出てくるのだけど、つまり杉井が池袋で集まって小説書いてる時の小説仲間をアレンジして出しているというとんでもない内輪ネタ小説。
何が凄いって、そういう内輪ネタを全く知らなくても、一本の独立した小説として楽しめるもんだから、その構成力には脱帽する。
何故か最後は感動で泣かされそうになるし。悔しい(笑)
でも杉井凄い。