ネコのおと

書き忘れ感想、1月3日読了。


ちょww
何このバカな小説ww
学園キノ撲殺天使ドクロちゃんでも複数作家が他人の作品のキャラで話を書くって企画はあったけど、今回のこの企画は次元が違っ!w


概要だけ簡単に言うなら、富士見ミステリー文庫を代表する作家「新井輝, 築地俊彦, 水城正太郎, 師走トオル, 田代裕彦, 吉田茄矢, あざの耕平」の7人が自分の作品のキャラをそれぞれ出して、1冊のノートを巡るリレー小説を書くという企画物。




―なんだけど。
1人目の新井先生はエロの限界に走ってるし、2人目の築地先生がもうすでにお約束を破ってノートを次に回さないまま終わり、3人目の水城先生が企画参加作家陣を実名で作中に登場させて現実と虚構の区別を無くしちゃってもうメチャメチャなことに(笑)ついでに今回関係ないはずの風見周先生も出演。しかも自分の作品のキャラとデートしてる上に、締め切り直前にみんなでマージャンやってたことを暴露書きされる不幸っぷり。


作者自身がキャラとして登場し会話するため、もはや後半はノートを巡る事件というより、作家総出演の座談会めいたあとがきと言えなくもない不思議なノリに。
話が破綻寸前なのに自分が最後まで書くわけじゃないからって、実名で登場している師走先生が「田代先生ならなんとかしてくれる!」って書いて終わらせる丸投げっぷりとかツボすぎる(笑)
挙句の果てには、これって印税は7等分だしぶっちゃけ誰も乗り気じゃないよね?とか、俺のとこに回ってくるまでに話を修正しようって編集部は思わなかったの!?って発言とか、ノートの呪いとかいって原稿を上げた作家が次々殺されていったり、富士見の編集部に乗り込んだり、自分の作品のキャラではなく作家自体が主人公になってしまう始末(笑)
編集部の裏話も多数飛び出し、作家が殺されると「電○文庫からの刺客か!?」とかもう内輪ネタのオンパレード。


読み終わった後に何も残りませんが、なんとなく楽しかったです(笑)


ちなみにタイトルの「ネコのおと」と表紙イラストは本編とまったく関係がありませんのであしからず。