世界平和は一家団欒のあとに

世界平和は一家団欒のあとに (電撃文庫)

世界平和は一家団欒のあとに (電撃文庫)

第13回電撃小説大賞《金賞》受賞作
こっちは大賞の「ミミズクと夜の王」と毛色が異なり、いかにもライトノベルらしい作品。
世界を守る愉快な家族たちを土台にしながらも、一つの街の中に収まっている。
受賞時にどのような形だったのかは分からないけど、続編を匂わせる終わり。
というか各キャラまだまだ出番全然足りてない。
特に真のヒロインが妹だったので、最初にいかにもな出会いを果たしたヒロインは話の本筋とほとんど関係なかったし(^^;
文章はほぼ完全1人称視点で、西尾維新みたいな感じ。
平文も話し言葉風なので読みやすい。
続編が出たら読みたいと思わせる確かな完成度を持っています。
ミミズクはいかにも大賞!って感じの貫禄でしたが、こちらはいかにも金賞!って感じで、よくできたライトノベルです。
オススメ。