ジャストボイルド・オ'クロック

まあそう真面目(ハードボイルド)にならないで。
ちょーどいい感じ(ジャストボイルド)で行こうぜ。
これは、そんな正義の味方の、探偵物語


うえお久光電撃文庫に帰ってきた!
悪魔のミカタは9巻くらいまでしか読み終わってないけど、シフトもまだ読み終わってないけど好評らしい。


でもこれは残念賞(^^;
アクションの描写は雑だし、会話は誰がしゃべってるのかハッキリしにくいとこあるし、SF要素が詰め込み過ぎて説明不足だし、猫の行動が人間ぽく書かれててうまく場面が頭に浮かんでこない。ヒロインは影めちゃ薄いし、主人公は悪魔のミカタシリーズに比べて行動も過去もありがち過ぎる。
うえお節というか、どんなときでもハイテンションで軽快なトークが出てくるのはいつも通りなんだけれど。
でもすべての面で劣る感じ、足りない感じがして仕方がない。キャラ出しすぎでちょい役多すぎだし。
内容的には序章だけど、非常に読みにくいし盛り上がりに欠けるため続刊読みたいと思わせるほどの魅力が無い。
女キャラ多いし葛藤を抱える主人公とかいろいろ含めて悪魔のミカタのデッドコピーとしか思えなかった。
期待してただけに残念。
せめてキャラをもっと削って、めちゃ減ってる軽妙なトークが増量されていたら良かったなぁ。
でも著者紹介では次作は悪魔のミカタのようだ。これは期待。


あと、ヒーローという「職業」が存在している、という設定なら新木伸の「星くず英雄伝」のほうが突き抜けてて勢いもあって好みだったな。未完だけど…orz