半分の月がのぼる空3

〝命をかけてきみのものになる〟
この一節はオリジナルじゃなくてデュ・ガールの「チボー家の人々」の引用。


里香が自分の写真を撮って欲しいと祐一に頼む。それと学校をうらやましがる様子を見た祐一は里香に制服を着せて学校を見せようと思い立つ。そして里香の手術の日も近づいてきて…。


今回はところどころ涙腺ヤバかった。
祐一の想いや、里香の決意、亜希子、夏目などキャラの立ちまくりで。
あえていうなら美紗子さんの出番は余分だったと思わなくもないけど。
それでも想いがこみ上げてきそうな場面の連続でした。
「その女の子が、世界よりも、自分よりも、大切だった」の辺りや「初めて聞いたよ。あの子が生きたいなんて言ったの」とか、亜希子さんが祐一の写真をあげたら里香がずっと上機嫌でからかってやるつもりでやったのに正面から嬉しがってて「やっぱ特別なんだねぇ、こういう気持ちって」と語る場面とかもう…(ノД`)
いよいよ次回は山場です…。


あと、やっぱ一人称オンリーの小説はいいなぁって思う。しかもほぼ主人公視点固定。
感情移入度が全然違う。最近読んでたのがダ・ヴィンチ・コードだったしな…。