ネコソギラジカル下 青色サヴァンと戯言遣い
ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
- 作者: 西尾維新,take
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/11/08
- メディア: 新書
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ぼく達は、幸せになった。
遂に完結。
ちょっと読み終わるの遅くて祭りに乗り遅れた感(^^;
それはともかく、最終巻。
正直…イマイチでした!。・゚・(ノД`)・゚・。
完全に普通のアクション小説になってる(^^;最初と最後だけで途中は不要なだけ…。
玖渚友との決別はかなりいいシーン。
何が痛いってあれだけ引っ張りまくった想影真心の存在価値がほとんど無い。このシリーズの中では人類最終ながらかなりありがちなキャラ。個性に乏しくて目立たない。
やっぱり中巻の最後で狐さんがあっさり引いたのがよろしくなかったなぁ。最後まで戯言勝負を繰り広げて欲しかった。というか最終巻がマジメすぎて全然戯言言わないし…。
そんな中でやたら光ってたのが零崎人識!
中巻の終わりにカッコよく登場(かなり盛り上がる)、警察が来るとちゃっかり逃げてるし(笑える)、昔話とかするし(ここにきて番外編の「零崎双識の人間試験」と繋げてくるとは!)、すごい見所たっぷり。
でも全体としてはやっぱりいまひとつと言わざるをえない。
登場人物紹介に名前が載ってるのに出てこない人も多数いるのは話を終わらせるためにカットされたとしか…。特に玖渚の≪チーム≫の面々。主人公がどうして玖渚機関を突破できたのか、玖渚を壊したのか、世界最高峰のER3の入学試験を簡単に合格できたのか、その辺の主人公の「異常さ」とともに完全に放置。
正直十三階段なんて一人か二人にして、狐さんとの戦いは1冊でやって欲しかった。3冊も使うほどの内容ではない。
ともあれ終わり悪けりゃ全て悪しってわけじゃあない。
良いシリーズでした。新書業界に旋風を巻き起こしたのは事実。
未読の方は読む価値あり。
零崎シリーズはまだ続くし。そっちも楽しみ。
あと、単語集も出たら買っちゃうでしょう。