宇宙戦争

阿久比でTHX SDDS環境で鑑賞。
重低音が響いてやっぱSDDSいいね〜。
でも映画自体は微妙でした(^^;
ディープ・インパクトと同じく逃げる系パニック映画。
ひたすら逃げる。
ディープ・インパクトと異なるのは、あれはインデペンデンス・デイ(ID4)と同じく、主人公のほかにその事象と戦ってるサブヒーロー的存在がいて話を盛り上げてる娯楽大作なんだけど、宇宙戦争はひたすら無力感・苦渋の決断を迫られるリアリズムたっぷりのドキュメンタリー色が強い。
したがって娯楽要素に乏しい。
壮大な戦闘SF物を期待すると肩透かしを食うのではないかと。
宇宙人が攻めてくるという現代の価値観だと笑ってしまいそうな設定を、かなりそれっぽく描かれていて、序盤は見ていてグッと引き込まれる。
ただ序盤から最後まで崩壊家族を見せられるのは正直痛い。
少ない時間の中での決断や、生きるために切り捨てる残酷さを描こうといろいろ努力してるのは分かるんだけど、中盤からはどれも説得力に欠けるなぁというのが正直な感想。
ストーリーはイマイチ。
でも全編通して映像の色彩の美しさは見もの。
ポスターから受ける黒と橙色の鮮やかさが映像でもちゃんと出ている。
ヘリや戦闘機が間近に飛んできてミサイルを放つシーン等撮影監督はよく頑張った!
ストーリーが読めまくりで映像美だけを楽しんだ、という点でスターウォーズといっしょかも。
評価も同様の6で。
オススメはしません。


最近連続して見た映画の中では、批評家も認めてるバットマン・ビギンズが断トツ。
どれもこれもアクションでSFなので、もう一度見るなら?と聞かれたらバットマンでしょ。