レイン〈5〉武闘会、開幕

レイン〈5〉武闘会、開幕

レイン〈5〉武闘会、開幕

≪混乱の武闘会の結末は≫


大集合キタコレ


レビューで使い捨てキャラにはもったいないと言ってるそばからいきなりシルヴィア登場キタし(笑)
伏線は張られてるけど他社レーベルだから出ないだとうなぁと言ってた魔王降臨のトップフォーの一人、デュカキスも出てきたし(笑)他社だけあって偽名という形で誤魔化してたが、魔界の貴公子と言ってるし話の流れからしても間違いない。
ちょうど外伝と同時に魔王降臨読んでおいて良かった…。
でないとこの巻の敵側サイドの話は魅力半減でしょう。


対して、味方陣営。
シルヴィア予想通りキャラ立ちすぎ(笑)
登場シーンからして魅力的にもほどがある。レギュラーキャラのはずのユーリ&セルフィーコンビを完全に喰って脇役の脇役にしてしまっている。
戦いも豪快だし、それでいてレインにだけは負けたことをむしろ自慢気に、誇りであるかのように語るシルヴィアの想いにグッとくる。
レインとまともに渡り合える味方はこれまでいなかったから、よきサポート役というか…ヒロインより出番ありそう(笑)
しかしそうなってくると、特にレニあたりは副官の座を奪われそうなポジションということに…。


段々強さがインフレしてきたものの、相変わらず面白いので次作にも期待。

刀語 第七話 悪刀・鐚

刀語 第七話 悪刀・鐚 (アクトウ・ビタ) (講談社BOX)

刀語 第七話 悪刀・鐚 (アクトウ・ビタ) (講談社BOX)

刊行済みのレインシリーズを読みきったので読書再開。
いよいよ大河ノベルも後半戦。


こちらも俄然盛り上がる。
前々から予告されていた姉との対決。
七実の天才性のなんと凄まじきか。
天才といえば、西尾維新のデビュー作はまさに天才だらけの話だったわけだけど、両方のあとがきを読むと、似たようなことが書かれるような。といってもネコソギラジカルのあとがき読んだのは随分前だが。
西尾維新氏のあとがきはなかなか考えさせるところが毎回あって、独特の文体といい結構気に入ってます。
なかでも今回は秀逸なコメントだったなと。


対して本編の決着は、奇策は読めてしまいましたが、それでも盛り上がった。
そして刹那的な何かを感じさせてくれる、七実の価値観や心情をバックに決着が付くシーンはとても良かった。


このシリーズ、割高だけどかなり面白くなってきた。
残り5冊!

MAMA

電撃MAGAZIN創刊号より。
紅玉いつきの書き下ろし中編。


読んでみると、またもや童話みたいな雰囲気のキター!という感じ。
不遇な境遇の少女が、最後に優しさを知るという過程は似ているが、やっぱりジーンときます。
もっと長い話だったら泣かされていたかもしれない。
とうことでさらに書き下ろしを加えた文庫版を待ちます。


あと途中で出てきた聖騎士ってもしかして…。