涼宮ハルヒの消失(ネタバレあんまり無し)

初日の20:55の回で観賞


角川スニーカーの新人賞で大賞取った原作者は超大物で、この年の他の新人賞も総なめにして4つくらい受賞するというモンスターデビューを飾ったわけだけど、実際1巻は素晴らしいSFミステリラノベでした。
が、4巻の消失は、1巻を上回り、この年のラノベ界全体でも有数の面白さと評され、今なおハルヒシリーズ最高傑作となっているのです。


で、それの映画版です。
消失がハルヒ最高傑作だというのは読者の間では常識なので、TVと違って有料だから見ない、という選択肢は原作既読者には存在しません(断言)
そのくせ公開館数が少ない、特に中部地区6県、109とセンチュリーの2館だけってそりゃオンライン予約0時に受付開始で午前6時の時点で半分くらい売れて夜までには完売、当日店頭販売ゼロにもなるって。


長くなったけど、感想本題。
原作にも忠実でクオリティもハンパなく高い、でも見終わった後の感想は?と言うと
これが、微妙な消化不良感で…。
なんでだ?
と考えたら、ちょっと全体的に丁寧過ぎたんじゃないかな。
クラシックとか使うもんだから、心が落ち着いちゃって、山場でもいまいちテンションが上がりきらず。
まぁ、原作読んでて展開分かってるからってのもあるけど、それは仕方ないし、エヴァ破みたいな原作ブレイクを期待してたわけでもないし。


なんか勿体無いことした気分。
辛口で知られる超映画批評でも80点という高得点がついたしネット受けもよくて間違いなく名作なのにな。