劇場版 空の境界 第7章「殺人考察(後)」

監督 瀧沢進介
音楽 梶浦由記
脚本 平松正樹
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第1章「俯瞰風景」
第2章「殺人考察(前)」
第3章「痛覚残留」
第4章「伽藍の堂」
第5章「矛盾螺旋
第6章「忘却録音


そして…


第7章「殺人考察(後)」


新書史上記録的ベストセラー小説「空(カラ)の境界」を小説通り7章に分けて映画化するという大プロジェクト・完!
7分割して上映なんて無謀過ぎると言われていたのに、第1章の神がかり的なデキが話題になりDVDバカ売れ、原作未読者も引っ張って無事7章まで上映を終えることができた、まずはめでたい。


高校時代は感情がほとんどなく、今でも里緒にどれだけ挑発されても、本気を出さなかった式が、里緒が幹也を殺すことをチラつかせた途端にキレて左腕を切りとばしたり、里緒が幹也を切ったナイフを投げつけられて涙したり、深まっていく二人の絆に涙する物語。


――それは、ほんとうに。夢のような日々でした。


式のこのモノローグは原作以上にグッときた。
良い映画だったな。


3章の藤乃の境遇はそのまま映像化したのに、6章では援助交際や妊娠とキリスト教の兼ね合いという、核心部分をバッサリカットしてしまったため内容がスカスカになって叩かれたりもしたけど、7章はキッチリ。
まぁ、原作では7章の後にエピローグ「空の境界」という章があって、両極の式と織の中心にいるシキという人格から、式の本当の起源を聞くという話があるのだけど、まぁ無くてもきれいにまとまってるので良いかと。
あと未来福音という続編が出てだね…ネタバレだけど某お二人の娘さんが登じょ…うわ何をするきさ(ry