K-20 怪人二十面相・伝

監督・脚本:佐藤嗣麻子
原作:北村想
制作:ROBOT(ALWAYS 三丁目の夕日
主演:金城武松たか子仲村トオル


第2次世界大戦を回避して華族・帝国制度を存続させたまま発展した1949年の日本帝国・帝都(東京のことね)
格差社会に苦しむ中、怪人二十面相の冤罪を着せられ逃げる金城武を追った至極の2時間半


これは素晴らしい和製バットマン
なんだこれ(笑)今年もあと10日で終わろうというのに思わぬダークホース(笑)
さすがALWAYSの制作スタッフ、CG技術で架空の帝都を見事に演出。
昭和24年くらいのはずなのにやたら技術レベル高くて、大正時代なのにハイテクだらけのサクラ大戦かと(笑)
原作は江戸川乱歩版じゃないけど、明智小五郎や少年探偵団など要素は抑えてある。


ってか、ネタバレになりそうなので書きたいところで書けるところがあんまりないぞ!?
脚本にはこれ誘導フラグなんだろうなぁと分かりつつもつい引っかかり、
怪人二十面相の正体は「あいつか?いや、やっぱこいつか?」とミスリードを誘われ、
まんまと騙されました(笑)
いやぁ、面白かった。


実は今年最初で最後の邦画鑑賞ですが、傑作でした。
痛快活劇とはまさにコレ。