テラビシアにかける橋


監督:ガボア・クスポ
原作:キャサリン・パターソン
脚本:デヴィッド・パターソン、ジェフ・ストックウェル
出演:ジョシュ・ハッチャーソンアナソフィア・ロブズーイー・デシャネルロバート・パトリック
公式サイト:
http://www.terabithia.jp/


ナルニア国物語のスタッフによる製作。
絶賛されている原作。
泣ける。


という理由で見たのだけれど、思いのほかファンタジー要素が少なかった。
というかネタバレを避けてあまり情報を仕入れなかった俺が誤解してただけだけど、最後まで見ればあれは空想だと分かるので、よくよく考えて見ればファンタジーなんて皆無の100%現実のみの映画とも言えるか。
映画を見に行くような観客にはあれほど困窮した生活をしている人はなかなかいないと思うのと、学校でのイジメというか学年を超えた風景が日本とは異なるので、児童文学を原作としているとはいえ日本の子供には合わないんじゃないかな。日曜なのにお客全然入ってなかったし日本では埋もれそう…。


しかし内容自体は貧乏とイジメから逃避して二人の秘密基地を作って絆を深めていく男女、そして訪れる悲劇、とよく描けていてなかなかキました。
最後とかもちょっと泣けそうに。
というか後ろの席の女性は途中からずっと泣きっぱなしでした。


すごく地味な映画でした。
でも原作が名作なだけあっていいセリフもちょこちょこ。


評価7