世界平和は一家団欒のあとに 第2巻

相変わらず構成や話の運び方はまだまだだけど、雰囲気が良いので先が気になって読み止め時が見当たらない。


1巻の展開をパターン化することなく、自分が倒した悪の組織の家族のその後をアフターフォローという新展開は斬新。
おかげで自分の家族の出番は減っている(妹は除く)、それは分かる。しかし1巻に続いてまたもヒロインがストーリーに絡んでこないってのは…(笑)
ツンデレからクーデレにクラスチェンジした柚島に代わり、敵の長女がツンデレヒロイン化するのかと邪推してしまった、1巻も実は真のヒロインは○○だったし…。


今回は先が読めるシーンが多いんだけど、ここはいよいよ来るのか!?って期待させてくる展開なのに、そのまま普通に話が進んで肩透かしを食う場面が多かったように思う。最初に述べたように話の構成はもう一歩。


しかしながら一人称の語り口による主人公のつっこみ進行に非常に味があり、次の巻を早く!と思わせる魅力がある。
注目のシリーズ。
ヒロインが話の中心に来たときに面白さが爆発しそうで今から期待。