インサイド・マン(DVD)

監督:スパイク・リー
脚本:ラッセル・ジェウィルス、ドナ・バーウィック
主演:デンゼル・ワシントンクライヴ・オーウェン


深夜のラジオで映画の話題なんかが出るとよく名前が出てくる出てくるこの映画。
クライムサスペンスの名作とよく聞くし公開前から見たい見たいと言っていて結局今に至るまで見られなかった作品です。


この映画が見せてくれるのは一つの完全犯罪。
1円も盗まず、人質も全員生存。
人質に全員犯人と同じ恰好をさせて最後には自分たちを混ぜて全員で脱出。
警察はその全員を保護するが、誰が犯人で誰が人質なのか取り調べをしてもどうしても割り出すことができない。


犯人グループは何人だったのか?
目的はなんだったのか?




以下感想。


よ く 分 か ら ん !


いや、クライブ・オーウェンが主犯だったのは分かるよ?
彼だけは顔を出してるし。捕まらなかったトリックも理解できます。
しかし共犯は最後のシーン、車に乗ってたメンツ以外の人は分からなかった。銀行員の一人は確実に怪しいけど。
あと途中で何人か交代で長い時間掘ってた穴は一体なんだったんだ?
掘った土を運んでいたがそれがどうなったのかも分からなかった。
目的は、もちろん画面に出てくるアレ以外がこの脚本のミソなわけだけど、結局クライブは正義の味方だったというか、あの事実を世の中に暴き出したかったのかね。


この脚本のすごいところは、警察のデンゼルも主犯のクライブも、途中で割り込んできたジョディ・フォスターもこの事件で得をしているという構図。


映画自体は音楽はセンス溢れるが、やはりやや淡々とした印象が強くて多少退屈感。
あと一度見ただけじゃ理解しにくい。伏線がありすぎてオチを知ってから見ると気付くことがたくさん出てくるだろうと思う。
でももう一度見たくなるほどの魅力が無いというのが欠点…。


う〜んメディアが言うほどでは無かったなぁ。
Yahoo!映画のユーザーレビュー平均3.3点は俺も妥当なラインだと思った。


期待していただけに残念。


評価5(10段階)