イリスのアトリエ グランファンタズム クリア
- 出版社/メーカー: ガスト
- 発売日: 2006/06/29
- メディア: Video Game
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え〜と、一言で言うなら…残念賞。
イリスシリーズは1を8点とするなら2は7点、これは6点。尻すぼみ感です。
・グラフィック
いつも通り。ただ今回は高低差が激しく、ジャンプを多用するマップ構成だっため、遠近感がつかみにくくて「あれ?ここ同じ高さじゃないの?」みたいな目の錯覚に陥ることが多々あったのが痛い。
・音楽
ガストといえば最近の音楽の素晴らしさには目を見張るものがあったのだけど、今回は何故かドルビーデジタル、ドルビープロロジック2を搭載しておらず、ただのステレオに退化。これが本当に納得いかない!
プロモで主題歌が猛烈に気に入ってたので、1のときみたいにOPは5.1chで凄いことになっているんだろうと期待していたんですが、ただのステレオでガッカリ…orz
楽曲自体も1や2のが良かったな。戦闘曲は「Criss Cross」は良かったけど、ガストはアルトネリコで凄い種類の・凄いクオリティの戦闘曲を聞かせてくれた直後の作品だけに劣る感は否めない。
・ストーリー
イリスシリーズで最もひどい。というか主役2人については最初からほぼ関係に進展が無いどころか掘り下げが全くないという始末。今回は街のみんなの生活を追っていくだけの形。エンディングは2つあるが掘り下げが無かったので感動は薄い。というか主人公は最後何を言うつもりだったのか…予想はつくけど前振りが無かったのでとってつけたような感じ。
・戦闘
FF10みたいな時間の流れ方になった。素早さがかなり重要になってなかなか面白い。
バーストさせて畳み掛けるのが主流なんだけど、最後のほうは敵の攻撃回数が多いので、いかにゲージを貯めるかが鍵になる。でもボス以外の敵は基本的に弱いのが残念。
・その他
肝心の調合システムは悪くない。防具が特に種類が多い。武器は豊富だけどブレイズシステムが使う必要のないブレイズがあるので作っても使い道がないものも多いけど。
街が1つしかないのは飽きが来る。1はフィールドもあったのに段々退化している気がする…。
・総評
プレイ時間は30時間前後。
今年のガストはアルトネリコの名作っぷりの印象が凄すぎてどうしてもこれの印象は薄くなるな。
さらにストーリーが地味だったことや、音質劣化などシリーズ前作らと比べてマイナス点が多い。
1や2が合わなかった人はまずダメだと思う。というか1は名作なので、難易度バランスが調整されてるベスト版を見かけたらぜひやってもらいたい
声優とキャラも合ってないと思う人が多い。フェニル・ネルは特にひっかかるものが。イリス・ノエイラ・ユアン辺りは良かった。特にイリスの人は名前ほとんど見たことなんだがかなりいいんじゃないかね。フェニルはキャラ設定からして変。完全にツンデレを間違えてると思う。1でリィタのキャラ設定した人と別人か?
戦闘は範囲攻撃の概念がどんどん薄くなっている点が爽快感を削っていると思う。ターン制から離れて毎回いろいろとシステム試しているのは評価できるので、次回はストーリーをもっと練って欲しいな。ストーリーさえ良ければグラフィックの稚拙さは全然気にならないし。
まぁ希望を言うなら、ガスト×バンプレストのコラボRPG第2弾が出ることが最も嬉しいんだけど(笑)